SFC風来のシレン研究ノート

元々ブロマガでやってたやつ

SFCシレンで「可能になったこと」:1-不可能行動

(序:http://ch.nicovideo.jp/gmQ/blomaga/ar1238118
(前回:http://ch.nicovideo.jp/gmQ/blomaga/ar1677215

ここまでの内容と、我々がすでに「できるようになった」、過去の「不可能現象」についてまとめたのが下の画像である。



特に、回想バグ前後で問題の解決方針に差が生まれ、
デバッグモード発見以降それが更に深まった。


 
 解決された7つの問題とは、解析によるプログラム上のエラーの発見に加え、
ゲーム上は通常「不可能」とされていることを乗り越えた結果なのだ。

この可能となった「過去の不可能」をそれぞれ概説する。

1:不可能行動

回想バグによって、0~255までのうち、 本来は入力できないコードの行動が入力できるようになった。 その中にはデバッグモードの呼び出しも含まれる。 また、明示的に定義されていない行動コードはわりと多岐にわたる。

デレニアム問題5:デバッグモードの呼び出し... 参照)

そして、足踏みの応用(通称「任意行動」)や、
白紙に書き込む文字を行動と翻訳させる(全員集合TASでasa-505氏が実用化) 
         
 等で、あらゆるコードを入力することが可能になっている。

少なくとも、灰色になっている「不可能行動コード」については基本ターンがスキップされるようだ。
ただ、壺に入れる際に参照するコードを異常値にするなど、二桁目以降を異常値にした場合の応用は、まだ十分に調査されているとは言い難い。

また、これを応用すると
「回想上(β)側では肉を食っているが、プレイ(α)では食っていない状況」
を作ることで、(原則)通常変身中は行えない行動を行うことができる。
(変身中の特技は通常時のLボタンに対応する)

変身中の行動自体は「鋼鉄のシレン」の過程で1ターンだけ可能なことが既に知られているが、
こちらは複数ターン行うことができる。

…かといって複数ターン使えることによる「鋼鉄のシレン」以上の応用性があるかは未知数だが…

続きは次回。

(次回:http://ch.nicovideo.jp/gmQ/blomaga/ar1684819