SFC風来のシレン研究ノート

元々ブロマガでやってたやつ

最もどうでもいい回想バグの応用案

デバッグモード呼び出しっていうのは、「壺から二番目のアイテムを出す」行動の
[A0 E1]
のうち、一つ目を会話で消費することで
[A0][E1~]
として、後半をデバッグモードとして読み込ませる、ということだったわけですが

ここでは「E0」というコードに着目します。

E0は「名前をつける」行動に対応し、使われるコードは11桁に及ぶわけですが
  • E0 XX ?? YY YY YY YY YY YY FF FF 道具番号XXの道具にYY YY YY YY YY YYと名前を付ける、道具番号XXの白紙の巻物にYY YY YY YY YY YYと書く
                      (出展:裏CHUNSOFT「行動リスト」)
[E0 XX ?? YY YY YY YY YY YY FF FF]

まず、この先頭を会話で消費すれば

[E0] [XX ?? YY YY YY YY YY YY FF FF]

となり、XXから始まる任意の行動が10桁分入力できる…ように見えます。

ただこれには問題があって、
まずXXは「道具欄の位置」ではなく「道具番号」です。
これはフロアごとに1~127で振られるやつで、
道具欄の位置とは独立に存在する数字です。
なので、まずXXをE1に調整してデバッグ呼び出し…はできない(ハズ)です。

あとYYの方にも問題があって、入力できるひらがな+カタカナ+記号は
文字コード的に00~B9くらいなので、
ここにE1を入力してデバッグ…ということもできません。

だからE0からデバッグを呼ぶことは(たぶん)出来ない、のですが。


逆を考えると、「壺から一番目のアイテムを出す」行動は
[A0 E0]
なので、このA0を会話で消費すれば
[A0] [E0 ~]
となり、「行動から名前をつける内容を指定する
ことができるようになります。

これで何が起こるかと言うと、
本来入力できないBA以降の文字コードが入力できることとなり、
アイテムの命名に漢字が使える!
というわけですね。

ただ、文字コードの仕様上、使える漢字は以下に限定されます。
   0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
A0 メモヤユヨラリルレロワヲンッャュ
B0 ョァィゥェォ―*、・。「」人壺物
C0 新屋中『』見大巻規草金場風事備盾
D0 女装入目子上地腕輪杖男来店食番力
E0 気料下今発別行持時生黄強旅撃出願
F0 変度者回言谷理作弟方開客私剣頭絵

このへんに対応する行動コードは壺の中絡みのものばかりなので、
漢字を使うときは必ずA0~B3と伴う必要があります。
例:[3番目の壺の10番目のアイテムを置く]
 →[A2 C9]
 →["ヤ" "草"]

といった具合。

しかも実際は、壺と伴う行動コードはA,C,Eから始まる桁数だけなので…
事実上使える漢字はこれだけですね。

C0 新屋中『』見大巻規草金場風事備盾

E0 気料下今発別行持時生黄強旅撃出願

…うーわつかえねー…


(ただ、命名の終端子が入力されない状態になるため、入力される名前がどんどん増えていく
 可能性はあるような気がします。
 用意されている桁数以上の名前が入力されるとすると、
 その道具のパラメータを超えて次の道具の種類やパラメーターに侵食
 していくわけなので…
 もしかしたらダイレクトにアイテム変更が起こせる…かもしれません)