SFC風来のシレン研究ノート

元々ブロマガでやってたやつ

フラグマイニングの補足(動画シリーズについて)



学会は行き詰るとシュタゲBGMを使う習わしでもあるのか
というコメントがあったんですけど、ええ、ホントすみません。
困ったら演出をシュタゲ風に逃げる、ってのは悪い癖ですね…

というか、シュタゲ0視聴済みの方でないと最後のまとめがさっぱりわからなかったんじゃないかと思います。重ねてすみません。
(実は回想バグの解明編の最後もPC版シュタゲのラストの台詞なんですけど、
 あっちはわかりやすかったからなあ)

・結局何が言いたかったかというと

要するに、「技術を見つけたのは良いが、情報が少なすぎる」ということなのです。

背景コードもそうですが、イベントフラグに関しても情報を集め始めたばかりで、
ある程度情報を揃えるまでには(特に一人だと)かなり時間がかかりそう、
と言うことをお伝えしたかったわけです。

一方、食神TASレベルの部分的な成果はすぐに出せた
(実際イベントフラグ書き換えを見つけたの自体は9月終わりとかです)
ので、ひとまずすべての現状を伝えるのが本シリーズの目的でした。

「序」の補足

ーデレニアム問題とかシレニアム問題とかは概ねtwitterが初出で、
過去このブロマガにも書いた内容です。

学会主導みたいな書き方をしてますが、もちろん内容は別にコンセンサスとか査読があるわけではなく、
基本個人で適当に書いてるだけなので、シレンに詳しそうな人に聞いても答えてもらえるかはわからないと思って下さい。
といっても狭い業界なので、何かしら知ってくださってる方はいると思いますが。

まあニコニコレトロゲーの「学会」ってのはそんなのばっかりですけれど。

風来のシレン学会の
MDSSW(Mystery Dungeon Society of Shiren The Wanderer)っていうのは、
ニコニコ大百科の表記をそのまま使ってます。
初出がどなた作なのかは知りませんが、こういう略語はいかにも学会っぽくて好きです。
アイコンは適当にでっち上げました。

関係ないけどこれって別にSFC版限定の略語じゃないんですね。

ー「出来ないこと」の領域をH×Hの暗黒大陸っぽく演出したのは
「まだこんなやることあんの?」感の表現だったのですが、
コッパのツッコミより早く「暗黒大陸かな?」っていうコメントを貰えて、
ニュアンスがかなりわかってもらえたのが嬉しいです。

-シレニアム問題の各論と進捗については、
このブロマガで随時やっていこうと思います。

ー動画に直接書くの忘れてましたが、「フラグマイニング」の命名には
twitterでもらったnasutenさんの案をものすごく参考にさせて頂きました。

「破」(TAS)の補足

ーこれだけタイトルとかが統一されてないのは、
TAS動画としての表現を優先したためです。
検索とかでこれから入る人も多いでしょうし。

-細かくは全然最適化出来てません。
アイテム入手の段取りも、一部歩行を別の行動に置き換えて高速化できるようですし。。。

-VC版、書き換え版については、結局ガイバラバグのために
車屋のガラを使った上で山頂に行く必要があると思います。
もちろん逃げピータンの肉も必要で、時間はかなり変わりそうです。

「Q」の補足

ー異常座標周りの情報以外はほとんどすべて、
裏CHUNSOFTさんの解析結果を言い換えてるだけだったりします。
もし間違いや不正確な説明があればそれは僕の責任に帰属しますが。

ー演出上はイベントフラグ周辺はすべてジロキチ(キャラ00)で埋まってるような
表現にしましたが、これはもちろん実際に使われて00じゃない数値になっているマスでは
他のキャラがいることになります。
で、ぼうれい武者に変えたのはジロキチだけなので、導線上に別のキャラがいる場合は迂回する必要が生じます。
これはイベントフラグよりもむしろフロアデータ書き換えのときに必要な考え方です。

「?」の補足

ーマムルマークの細かな方法論については別途まとめます

デバッグルーム侵入の2つ目の方法、
宿場の不可侵マス侵入はそこそこ長い話になるのですが、
概略を言うと
「宿場のスタート位置の一つ下のマスは、デバッグROMだとデバッグルームに進めるように
 設定されていて、通常のROMでは侵入できないように不可侵の壁になっているが、
 この壁をどうにかして、ガイバラバグの応用でそこに出口をおけばデバッグルームに進める」
という考え方です。
シレニアム問題3番の「侵入不能領域への侵入」はこれに関与した問題提起でもあります。

ーコメントでもありましたが、
「特定のイベントを起こしてからフラグをチェックする」
のはそんなに難しくはありません。
なので、クリアフラグのアドレスを見つけるのは結構あっという間でした。
難しいのは「どのアドレスがどのイベントに対応するかの完全な表」の作成(フラグマッピング)で、
これは全然進んでいません。。。
これについては別記事を書く予定です。

ー「背景コード」という呼び名がそもそも正しいのかはよくわかりません。
CHUNSOFTでも別に「これは背景を示すコードです」と明言されているわけではなく、
じゃあそもそも何のコードなの?というのはプログラム側をみないとわからないような気がします。

(以上 2018/12/2 初稿作成)